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昆明旅行記麗江旅行記

12月10日〜12月20日

昆明へ 12月10日・11日

広州から昆明行きの列車はすいていた。
私たちは、花札したり、本を読んだりして、楽しく快適に過ごしていた。

窓から見える景色は、北京や西安のあたりとは違う、南国の風景だった。
緑が多く、川が流れていたり、ため池があったり、そして田んぼも多かった。

翌日、起きてみると、ものすごくいい天気だった。
今日窓から見える景色は昨日の数倍きれいだった。
石林に近づくにつれ、カルスト地形の岩がぼこぼこした秋吉台みたいな景色が広がっていた。

昆明に着くと、日差しがとても強かったので、私はあわてて帽子をかぶった。
バックパックを背負った背中にも、汗がにじむ。

ホテルの近くで、苺を買って久しぶりに食べたらおいしかった。
欧米人が好みそうなレストランも近くにあるので、食には困らなそうだ。

ホテルは3人部屋で、同室の人はモンゴル衣装を着た日本人(以下モンゴル君)だった。

世界の車窓・広州から昆明の車窓 南国の風景
昆明に向かう列車の車窓から 見える南国の風景
世界の車窓・広州から昆明の車窓 美しい高原
一夜明けると美しい高原を走っていた
世界の車窓・広州から昆明の車窓 カルスト地形
カルスト地形が続く中にある石林駅

翠湖公園と大観公園 12月12日

今日もものすごくいい天気。ぬけるような青空の下、昆明の街を自転車で走り回った。

午前中、翠湖公園へ行った。
そこは冬になるとユリカモメが飛来するとガイドブックに書いてあってので、
「今しか見られない!」と思って行った。

公園に近づくと、ユリカモメはめちゃくちゃたくさんいて(ガイドブックによると数万羽)、
バタバタ、バタバタはげしく飛んでいた。

ちょっと池のほうに顔をだすと、ユリカモメがぶつかってきそうでこわいくらいだ。

見ると、えさをやっている人がたくさんいる。
パンを投げると、ユリカモメはうまーく空中でキャッチして食べている。

外から見るとにぎやかそうだけど、公園の中は静かで、
見所は?と言えば、放し飼いにされている孔雀ぐらいだ。
1人のおやじが必死で写真を撮っていた。

私たちは、ユリカモメがバタバタ飛んでいる湖のほとりのレストランで昼食を食べた。
ユリカモメがあんまり近くまで飛んで来るので、私たちのごはんがつつかれるんじゃないかとハラハラした。

次に、大観公園へ行った。
ここは、さっきよりも大きな公園で、しん池に隣接している。
でも、ユリカモメはさっきより少なかった。

全体的にきれいな公園だけど、ちょっと歩きつかれて、ベンチで休んだりしていた。
こんな公園で、1日中ゆっくりのんびりしたい。
次回はいろいろ小道具を持ってこようと話してた。

中国 昆明の街
高層ビルが建つ都会、昆明
昆明・翠湖公園
昆明の名所?翠湖公園のユリカモメ
昆明・大観公園
昆明市民の憩いの場、大観公園

石林 12月13日

1日ツアーで石林へ行った。
中国人8人と一緒に計10人のツアーだった。

話に聞いていた通り、午前中に土産物屋に2軒も行った。
中国人たちは結構喜んでいたけれど、私たちは全く興味がないヒスイや金・銀を見せられて、少し疲れた。

メインの石林は、昼食後だった。
サニ族の民族衣装を着た甫さんがガイドしてくれた。
中はとても広くて、ガイドがいないと周るのは難しそうだ。

少し広めの洞窟みたいな所で、甫さんはサニ族の歌と踊りを披露してくれた。
説明は中国語だったのでほとんど分からなかったけど、
石林の風景とか、雰囲気とか、見てるだけで楽しかった。

まさに石の林という感じで、いろんな形の石というか、岩がたくさん立っていて、
鋭い形のものが多かったので、空に突き刺さっているようにも見えた。
阿詩馬(=サニ族の女の子)の形をした岩の前で、私も民族衣装を着て写真を撮った。
一緒のツアーの人たちもみんな民族衣装を着て楽しんでいた。

見所を全部まわった後にお茶を飲むところがあって、4種類のお茶を飲み、初めて中国の茶道を見た。
お湯がこぼれるくらい急須に入れたりして、なかなか大胆でおもしろかった。

石林を出て、もうこれで今日は終わりと思っていたら、よく分からないお寺に連れて行かれてすっかり遅くなり、モンゴル君と夕食を一緒に食べる約束をしていたのに、ホテルに帰ったのは8時過ぎだった。

サニ族の民族衣装
このあたりに住むサニ族の民族衣装
石林
石林。空に伸びる石は想像以上に大きかった

西山森林公園 12月15日

昆明市街からバスで西山森林公園へ行った。

意外と近くて、1時間もかからないくらいで山を結構登った所、「龍門」に着いた。
そこからロープウェイは値段が高いのでやめて、ちゃっちい観光用のカートのような車で上まであがった。

少し寒かったけど、日差しは暖かく、何よりも崖っぷちの道から見える景色が良かった。

龍門石窟も崖っぷちにあって、カラフルな色で塗られていて、
洛陽のものとは全然雰囲気が違って、明るく楽しい、今風な感じがした。

龍門を後にして、下っていくと大華寺があり、
そこから華亭寺までの道は、車道ではなく石畳の遊歩道を行った。

この道は思ったより長かったけど、山の中だったり、開けていて池が見えたりと楽しい道だった。
この公園は、思っていたより良い所だった。
昆明市街を一望できて、しん池がきらきら光ってとてもきれいだった。

昆明市街の西山公園からの眺め
西山公園からの眺め。
池の向こうには昆明市街が見渡せる
昆明郊外にある西山公園・龍門
崖っぷちにある龍門

麗江・玉泉公園 12月17日

昨日、エクスプレスのバスで、昆明から8時間かかって麗江に着いた。

モンゴル君に教えてもらった麗江のユースホステルはとても居心地がいいけれど、麗江はとても寒い。
標高が2,400メートルもあるらしい。日が当たるようになると少しずつ暖かくなってきた。

昼から、麗江のはずれにある玉泉公園へ行った。
黒龍澤という池は水がとても澄んでいてきれいだった。

大理石でできた玉帯拱橋という橋は、両脇に獅子と象が交互に並んでいて、かわいかったので気に入った。
玉龍雪山が見えるきれいな景色のところに座って、2人で絵を描いてみた。

公園内にある小高い山が少し登れるようになっていて、だんな(昭浩)が行きたそうなので少し登った。
そこまでの約束だったのに、もっと上に登りたいというので、私は降りて、下で待ち合わせをした。

待ち合わせの場所の近くに、トンパ文字(麗江に多い納西族の文字)研究所みたいな所があって、
暇なので入ってみると、ルー大柴似のおじさんが、ここに座れと言う。
見ると日本語と中国語を併記した日本からの手紙が届いていた。
日本語を少し教えてあげてたら、「名前を書け」と言われて、恐る恐る書いてみたら、
私の名前の他に、ニーハオとか、いろんな言葉をトンパ文字で書いた紙をくれた。

いくら取られるんだろう?といつもの癖で考えてしまったけど、おじさんはそんなことは一言も言わなかった。
紙を見ると最後に「トンパ大師 寄贈」みたいなことが書かれていた。

だんな(昭浩)はなかなか山から下りてこなくて心配だったけど、
ここでは楽しい時間を過ごすことができた。おじさんありがとう。

黒い瓦屋根が並ぶ麗江古城
黒い瓦屋根が並ぶ麗江古城
麗江古城の石畳
麗江古城の中を四方八方に伸びる石畳
麗江古城・玉泉公園からの玉龍雪山
麗江の玉泉公園から玉龍雪山を望む

白沙村とドクターホー 12月19日

自転車で白沙村へ行った。
昨日風邪を引いてダウンしていたので、ドクターホーに薬をもらいに行くためだ。

天気もよくて快調に玉龍雪山の方向へと向かっていった。
途中左に曲がる所が分からず、人に聞きながら舗装されていない道のほうへと入っていった。

1つの村にたどり着いたけどどうやら違うらしい。
またまたでこぼこ道をあてどなく走ってくと、そのうちにまた村に着いた。どうやらここらしい。

ドクターホーはすぐに分かった。白衣を着て客引きのように立っていて、道ゆく外人に英語で声をかけている。

私たちが行くと、日本人が今までいっぱい来てることを話し、
自分が載っている雑誌などを見せて、薬草茶を出してくれた。

「のどが痛い」と英語で伝えると、診察が始まった。

口を開けてアーと言わされたり、手の脈を調べられたりした後、2種類の薬を調合してくれた。
全部で3袋作ってくれて、こんなにもらっていいの?と思っていると、最後に
「プリーズ、ペイ、リトル」というようなことを言われた。

いくらでもいいと言われたので、20元払った。
多いのか少ないのかは分からなかったので、何となく気まずい雰囲気だった。
私としてはすごく張り込んだつもりだったけど・・・。
何だか自分がすごく悪い事をしたような気がした。

ドクターホーの方からお金のことを切り出すなんて、私から「いくらですか?」
って聞いた方が良かったのかもしれない。

何もかもどうしていいのかよく分からず、戸惑っていた。
ドクターホーはいい人だけれど、やっぱり薬はただってわけにはいかないんだなと思ったり、
いろんな思いが交錯して、複雑な思いでその場を去った。

その後、壁画を見て、玉泉寺というお寺を捜したけど、
どうやら遠いらしく見つからなかったので、そのまま帰った。

麗江から白沙村までの道中
麗江から白沙村までサイクリング
 ドクターホー
ドクターホーに薬を調合してもらう

雲杉坪 12月20日

玉龍雪山が近くで見られる所、雲杉坪へ行った。
バスで1時間くらい走った後、リフトで少し上に上がった。山がとても近くに、そしてきれいに見えた。

山がきれいに見えれば見えるほど、だんな(昭浩)は登りたくなるらしい。
今すぐにでも登りたそうにしていた。

山は雪をかぶったところ、凍っているところ、そして黒い山肌が見えているところもあった。

リフトで登った上のところは、大きな牧場になっていて、そのまわりをぐるっと一周できた。

標高は3000メートルを越えていたので、すぐ息が切れるような気がしたし、とても寒かった。
日の当たるところで、少しすわって山の絵を描いた。

帰りのリフトは、日が当たって暖かく、山が真正面に見えて良かった。
そして、帰りのバスではガタゴト道だったのに二人ともよく寝たので、高山病かなあ、なんて話してた。

水が透き通る清流と玉龍雪山
水が透き通る清流と玉龍雪山
雲杉坪
雲杉坪。ここは中国とは思えない
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