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スペイン食べ物2 バスク料理編

スペインのバスク地方の食べ物は、今や日本でもかなり有名である。
バスク地方の食べ物で日本人に知られているのはピンチョス(タパス)と呼ばれるワインのつまみである。
しかし、バカラオ(干し鱈)料理をはじめとした、垂涎の食べ物がバスクにはたくさん存在するのである

スペイン・バスク地方の家庭料理

メヒジョネス

メヒジョネス

メヒジョネスとはムール貝のこと

トマトとちょっとピカンテ(唐辛子)とピミエントス(パプリカ)と玉ねぎで作ったソース。少しピリからで玉ねぎの甘味のあるめちゃくちゃうまいソース。ムール貝との相性もいい。ソースはパンにつけて残さずきれいに食べた

マルミタコ

マルミタコ

ツナとジャガイモの煮込み。玉ねぎとピミエントス(パプリカ)も入っている。味付けは塩とオリーブオイル。シンプルなのにかなりうまい。
バスク地方ではこの料理を作るコンテストがあるらしい

チピロネス エン ネグロ

チピロネス エン ネグロ

小さなイカの中にイカの身をぎゅっと詰めたものをイカ墨で煮たもの。オリーブオイルで揚げたパンを浸して食べるのがまたうまい。イカ墨がいい風味をだしている。僕らの大好きな食べ物

アロス デ ネグロ

アロス デ ネグロ

イカ墨のパエリア。チビロネス エン ネグロを作った次の日、イカ墨のソースをのばして、ピミエントスソース(上のメヒジョネスで使ったものと同じ)を加えて、米とジャガイモを入れてイカ墨ご飯を作る。これまたオリーブオイルで揚げたパンを浸して食べた。目玉焼きものせた

バカラオ ピルピル

バカラオ ピルピル

バスク地方のバカラオ(干し鱈)は、トマトソースのものと、このピルピルと2種類ある。
ピルピルはオリーブオイルとにんにくと鱈だけで、ソースを作り、絶妙の味をかもし出す。時間をかけて弱火で、陶器の器をゆすりながら作る。鱈は塩抜きしてあるが、十分に塩が含まれているので、味付けは一切しなくても、辛いくらいに塩味が付いている。ニンニクがよく効いているのもポイント

前菜

前菜

トルティージャ(オムレツ)に缶詰のアンチョビとピミエントスをのせただけなのにとてもおいしい。アンチョビやピミエントスといったものが簡単に安くで手に入るスペインの国がうらやましい

アルビアス ブランコ

アルビアス ブランコ

白豆の煮物。一緒に煮込んであるのは、ブタの耳とチョリソ。ブタは全部食べれるんだよ、とスペイン人の友人は言うが、ブタの耳はちょっときつい。チョリソのダシの効いたスープがまたうまい

アングーラス

アングーラス

うなぎの稚魚。これは、冷凍で売ってあるものを、オリーブオイルとガーリックで炒めただけ。簡単なのにめちゃうまのメニュー。ぷりぷりとした歯ごたえがよい。スペインのスーパーで簡単に手に入るうなぎの稚魚日本でもぜひ販売してほしい

ソパ・デ・アホ

ソパ・デ・アホ

にんにくスープ。玉ねぎとにんにくを炒め、ピーマンとトマトソースを加えてスープを作り、パンを加える。最後に溶き卵を加えて作る。温まるので、スペインの寒い冬には特にいい。パンがスープにとけきっていて、濃厚なスープとなっている

メンブリージョとケソ・デ・ブルゴスとケソ・デ・カブラレス

メンブリージョとケソ・デ・ブルゴスとケソ・デ・カブラレス

メンブリージョ(写真左の茶色)はういろうみたいなかりんのゼリー。白いチーズ(写真奥)はなぜかブルゴスのチーズと呼ばれている。甘いゼリーとちょっと塩味のチーズが絶妙のコンビネーションガブリエルチーズ(写真手前の緑がかった白)は、かなり癖が強いブルーチーズ。少しパンにのせて口にいれて、ワインをちびり、これがんまい

友人宅にて:  これらはすべてスペイン人の友人であるフリアンの家でごちそうになったもの。何を食べてもとにかくうまい。簡単なものも難しいものもいろいろ教えてもらった

スペイン・バスク地方のレストランの食べ物

ピンチョス

ピンチョス

スペインでタパスと呼ばれるおつまみは、この地方ではピンチョスと呼ばれる。見た目もきれいだが、食べてもやっぱりうまい。
写真の食べ物は1つが生ハムと卵とツナが小さいパンのうえにのっている。もう1つは、魚のみをほぐして固めたようなものの上にアスパラガスがのっている

ARANCHARE:  バスク語で漁師という名のバル。その名のとおり、海の近くにあって魚料理がうまい

アルビアス・ロハス

アルビアス・ロハス

赤い豆。お肉(下記三種)と一緒に煮込んであるので、ダシがきいていてうまい。この町の名物料理

CASA SABINA:

セルド(豚肉)、チョリソ(ソーセージ)、モルシージャ(血入りのソーセージ)

セルド(豚肉)、チョリソ(ソーセージ)、モルシージャ(血入りのソーセージ)

豆と一緒に煮込んだものを別々に出される。そのままで食べるのとはまた違った味わい。上記豆と一緒にして肉とチョリソの豆煮込み料理として食べる。基本的に濃い味なので、すぐにおなかいっぱいになってしまう

CASA SABINA:

アロス・コン・レチェ

アロス・コン・レチェ

ライスプディング。はちきれそうなお腹に、さらにご飯をもう一杯という感じ。だけどおいしいのでつい食べてしまう

CASA SABINA:  ラ・アルボレダという小さな町のレストラン

トスタディージョ

トスタディージョ

食前にのむ甘いワイン。アルコールは結構強い。ポテスというこの町の特産品

ポテスの町のレストラン: 

セシーナ

セシーナ

牛のハモン。オリーブオイルをかけて食べる。写真を見ただけで垂涎もの

ポテスの町のレストラン: 

バカ・トゥダンカ

バカ・トゥダンカ

このあたりのおいしい牛肉。日本でいうと松坂牛といったところか。特別な牛肉らしい。いいお肉はやっぱりレアで食べるのがうまい。肉の本当の旨みというのが何か、それがこれを食べるとよくわかる

ポテスの町のレストラン: 

レチェ・フリートス

レチェ・フリートス

直訳するとミルクのから揚げという意味だが、食べてみるとういろうのから揚げという感じ

ポテスの町のレストラン: 

カロニゴ

カロニゴ

プリンみたいなムースとカスタード

ポテスの町のレストラン:   小さな田舎町だけど、いろんな名物があって、観光客もそれなりに来ている様子

リベイロ

リベイロ

ガリシア地方の白ワイン白い陶器の器で飲むのがガリシア風。日本のお茶碗に似ている

バラカルドのガリシア料理レストラン:

ラコン

ラコン

ブタの肩肉を炒めたもの。ほどよく味が付いていてうまい

バラカルドのガリシア料理レストラン:

プルポ・デ・ガジェゴ

プルポ・デ・ガジェゴ

ガリシア風のタコという意味。赤い粉は少し辛い

バラカルドのガリシア料理レストラン:  北部ガリシア地方の料理はバスクとはまた少し違う。バラカルドはガリシアから来た人が多いのだそうだ。パンも少し塩辛いガリシアパン

サンセバスチャンの食べ物

メニュー・デル・ディア

メニュー・デル・ディア

7.5ユーロ(975円)

魚料理

スペイン・バスク地方のリゾート地サンセバスチャンは海があるので魚料理がおいしい。魚の名前は、Txitxorroとメニューには書いてあるが、なんて読むのかわからない。西洋サバのことらしい。オリーブオイルで焼いただけの魚だけれどにんにくとお酢がきいていてうまい。もう1品は、メルルーサのプディングでこれもうまかった

ピンチョス

ピンチョスその1

各1ユーロ(130円)

ツナマヨネーズとアンチョビ(写真左)

ハモンとアンチョビ(写真右)
バルのカウンターにいろいろなピンチョスがのっているのを選んで食べる。種類も豊富で悩む

GANBARA Bar:

ピンチョス

ピンチョスその2

各1.6ユーロ(208円)

クロワッサンに白身の魚をはさんだもの(写真上)
サーモンのマヨネーズあえ(写真下)

GANBARA Bar:

ピンチョス

ピンチョス その3

メルルーサの卵。たらこに似ている

GANBARA Bar:

ピンチョスの並ぶテーブル

ピンチョスの並ぶテーブル

サンセバスチャンはピンチョスで有名なところ。ここにきたらバルを渡り、ピンチョスをつまみながら歩くと楽しい。イスに座って腰を落ち着けてなんていられない。スタンディングが基本

GANBARA Bar: この店はとにかく混んでいる。魅力的なピンチョスがたくさん並んでいるからか。ちょっと高めだが、確かにうまい

フランスのバスク地方・サンフアンデルスの食べ物

メニュー・デル・ディア

メニュー・デル・ディア

2品セット10ユーロ(1300円)

貝の料理&肉料理

写真のは前菜でムール貝の白ワイン蒸しのような料理。
このあと肉料理がでてきたがそちらはふつうのステーキで味はまあまあ

普通のレストラン:

焼きいわし

メニュー・デル・ディア

2品セット10ユーロ(1300円)

焼きいわし

バターとレモンで仕上げたシンプルだけどおいしい一品。
こちらも前菜でメインが下記の料理。

普通のレストラン:

チピロネスリゾット

チピロネスリゾット

トマトで煮込んだいかをご飯にかけたもの

普通のレストラン:  海が近いだけにシーフードを食べている人が多い

ピンチョス盛り合わせ

ピンチョス盛り合わせ

サービス

ハモン(生ハム)とアンチョビ、オリーブと好きなものばかり集めたような贅沢な前菜

RESTAURANT La Bodega

ボウディン・バスク・アンクス・ポネス

ボウディン・バスク・アンクス・ポネス

11ユーロ(1430円)

一見モルシージャのようでも、中は、ブタの油とレバーが詰まっている感じ。癖があって生臭系。食べにくい。サラダとりんごはGood

RESTAURANT La Bodega 

ガトー・バスク

ガトー・バスク

4.5ユーロ(585円)

クッキーのようなケーキのようなお菓子。なかなかうまい

RESTAURANT La Bodega: スペイン語も話せる兄ちゃんが1人でやってるレストラン。もうかっているように見えないけれど、前菜をサービスしてくれた

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